術前

術直後

術後半年

意図的再植とは、治療のため戦略的に一度抜いて再植する方法をいいます。
例えば、歯の根の部分に大きな病巣ができていたり、通常の根の治療では治らないようなときに、一度わざと歯を抜いて、細菌感染したところなどを取り除いたり、病巣をきれいにしたりしてから、元の場所に戻す方法があります。
またむし歯が歯肉の深いところまでできているときなどに、一度歯を抜いてから歯の向きを90°または180°向きを変えて、むし歯によって感染した歯質を歯肉よりも上に持ってくるようにして再植する方法もあります。
歯の状態によっては、必ずうまくいくというわけではなく、最後の手段なのですが、ここでも歯根膜がきちんと保存されていれば、一度抜いても再度歯はくっついてくれます。