子供のムシ歯（乳歯のムシ歯）

子供の歯はムシ歯になってもそのうち永久歯と生え変わるから放っておいても問題は無いと思っておられる方も多いでしょうが、乳歯のムシ歯を放っておくと次の様にさまざまな症状が生じる可能性があります。

  • 顎骨の中にある後継永久歯の歯胚が傷つき大事な永久歯が変色する。
  • 後方の歯が前方に動いてしまい、乳歯のあとに生える永久歯の萌出スペースが十分でなくなり、歯並びが悪くなる。

子供の歯（乳歯）のムシ歯をしっかりと治療しておくことは将来の永久歯がきちんと生えてくるかどうかにも大きく影響してきます。

子供のムシ歯の特徴

  • 子供のムシ歯は大人のムシ歯（永久歯のムシ歯）に比べ進行が早いにも関わらず痛みを伴わないことが多い。
  • 隣在歯（前後に位置する歯）にムシ歯菌が移りやすい。

など、さまざまなリスクが存在します。

子供の歯科治療

当院では初めて歯科医院を訪れ治療をする子供には、将来歯科治療を怖がることがないように何度か慣れさせるために練習をすることもあります。
できるだけ保険で出来る、白いレジンを詰めることを目的としますが虫歯が大きいと金属でかぶせ物をします。
又その他の小児外科にも対応しておりますので、
転倒、衝突などにより口腔内を切ってしまった
歯を脱臼させてしまった
顎をぶつけてしまった
などの外傷の処置にも正確な治療を提案させて頂きます。

フッ素塗布

フッ素塗布は、歯科医院において高濃度のフッ素を歯面に塗布する方法です。
十分な効果を得るためには、歯科医院で年に2～3回塗布を行います。

シーラント


シーラントは奥歯のかみ合う面（咬合面）にできる虫歯の予防処置です。
特にムシ歯になりやすい生え始めの６才臼歯の咬合面の溝を接着力のあるプラスチックで埋めてしまいます。
このプラスチックはムシ歯を削った時につめるものと同類の材料で、フッ素の徐放効果もあるので、きちんと定期健診していればムシ歯になりません。

歯磨き指導（TBI）

どのような治療よりも大切なことは歯磨きの方法です。
当院では歯科医師また歯科衛生士によりお子様の歯磨き指導をおこなっております。
保護者の方にも「どこが、なぜ磨けないのか？」等の疑問にも写真をモニターに写し、その場で歯磨き指導いたします。