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- ナノバブル機能水とは通常100μm以下の気泡の生成が困難な水中で、気液せん断などといった特殊な方法で生成した、直径50μm以下の微小気泡をマイクロバブルといいます。?
そして、電解質を含んだ水の中でマイクロバブルを超高温・超高圧下で衝撃波によって急激に潰す、すなわち圧壊させることによって発生する直径200nmよりも小さい泡をナノバブルといいます。?ナノバブルはこのような状態で安定しています。
空気や酸素、窒素などさまざまな気体のナノバブル水を作ることができるが、それらは無色透明な状態です。
- 酸素ナノバブル水
酸素で作ったナノバブル水は、生体のホメオスタシス効力を高め、生物学的な正常平衡を維持するよう働くと考えられています。
淡水魚と海水魚がナノバブル水の入った同一の水槽で数ヶ月間生育でき、また医療分野ではアトピー性皮膚炎の患者さんに飲用を継続してもらったところ、著しい回復がみられたとの報告があります。
- オゾンナノバブル水
オゾンで作ったオゾンナノバブル水は電解水中のミネラルのイオンが反応するためピンク色となります。このピンク色が無色になるとナノバブルは消失しており、効果がなくなってしまいます。
オゾンナノバブル水は酸素などその他の気体のナノバブル水に比べて、強い殺菌・消毒効果が認められています。
オゾンはウィルスや細菌を遺伝子レベルで破壊するため、耐性菌を発生させる危険性がないのです。?
これまでの実験・研究では、黄色ブドウ球菌や緑膿菌、大腸菌等さまざまな細菌に対して効果が認められています。
参考までに生ガキをオゾンナノバブル水で洗浄すると、食中毒にならないといいます。
- 歯科治療応用への可能性
- 安全性
平成22年11月11日厚生労働省の認可が下りています。
2004年からこれまで、4000名以上使用しており、副作用の報告はありません。
- 保存
平均半年以上。
紫外線は必ず避ける。
冷暗所での保管が望ましい。
- 効果
- 実験
Porphyromonas gingivalis、Actinobacillus actinomycetemcomitans、Prevotella intermedia、Fusobacteriumはオゾンナノバブル水下で30秒で完全に殺菌され、その他の細菌、ウィルスも1分以内に殺菌され、ほぼ全ての細菌には効果が認められています。
ただし、この時間はそれぞれの細菌を単独で実験した結果であり、口腔内での作用とは異なると考えられます。
口腔内での実験では、歯周ポケットや細菌が優位に減少しました。
- concoolとの比較
concoolは歯周病菌の細胞壁も細胞膜も破壊し、細菌の内容物が外に出ることで歯周病に対して効果的に働きます。
一方、オゾンナノバブル水(0.9%)は細胞壁のみ破壊し、ガス核が中に入り込んで細菌のタンパクを変性させ、歯周病菌を失活させるのです。
どちらも歯周病菌に殺菌効果がありますが、concoolはアルコールを含んでいるため、生体刺激性があるのに対して、オゾンナノバブル水は刺激もなく、安全性も高いといえます。?
- 使用法
使用は体温程度がベストなので、使用前に室温へ戻しておくほうが効果的です。
オゾンナノバブル水は紫外線や光、高温を避け、未開封で半年から3年間安定しますが、一旦開封すると2ヶ月以内の使用が望ましいでしょう。
- 洗口法
室温のオゾンナノバブル水20~30ccで、20秒~1分間含嗽を1日2回行うことで、歯周病予防となります。
また、手術前の術野洗浄や術後の含嗽、インプラント周囲炎の治療・予防にも効果があります。?
酸素ナノバブル水での含嗽は、口内炎の治癒促進効果がみられました。
- スケーリング
超音波スケーリング時に、室温のオゾンナノバブル水を注水すると、超音波スケーラーによりバイオフィルムが破壊され、浮遊細菌を容易に殺菌できます。
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